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ジーズアカデミー戦記

G's ACADEMY TOKYO でプログラムを勉強してます。もちろんブログは非公式です。

〈楽な道〉を選択しているということに意識的でありたい

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「そろそろインシが近くて…」

 

とあるWeb技術を学ぶために継続的な勉強会に参加しているのだが、そこに来ている大学生の1人が「最近忙しくて」などと言う。どうやら来月にも大学院入試があるらしい。僕には耳慣れない言葉を口にしていたけれど、何か情報系の技術の先端研究を志向しているようだった。

 

「そういえば大学院なんて選択肢もあるんだな…」

 

おかしなことに僕はその時まで大学院の存在をすっかり忘れていた。Web業界ではよく”業界に革命を起こす!”みたいなアガる言葉があふれていて、そういう雰囲気もあってだと思う。インターネットを通して「起業するぜ!」「シリコンバレー行くぜ!」みたいに妙に息巻いている文系学生なんかが目につくようになってきた。

先の院試を受ける大学生の話を聞いて「きっとこういう文系学生は『大学院もしくは情報系の学部にいって情報科学を学ぶ』なんて選択肢を考えもしないんだろうなぁ」と思った。 

まぁ、そんなの「やりたいこと」とクロスしないから〜と言われれば正しいのだろうし、きっと彼らが夢見ている「イケてる起業家」はきっとそんな専門の勉強してない人多いのだろう。そもそもWeb業界で身を立てることとそういう専門教育を受けることはあまり関係ないことなのかもしれない。だから検討はずれなのかもしれないけれど、”仮に関係あったとしても”という意味だ。

 

やや近い話で、フィリピン語学留学どうなんだろうと思って調べていたらこういうのがあった。

souspeak.com

なるほどなぁと膝をうった。いいソリューションだと思うし何より面白い。

ただこの記事で言われているように入学した早い時期から将来を考えられるほど優秀なのであれば、別の大学に再受験するという道だってあるはずだ。そうすればここで言われている「学歴」も身につけられるだろうし「英語」ができるようになる学校だって選べるはずだ。


でもこういったものに惹かれてしまう人は、その可能性を検討にも入れてないだろうと思う。そう、まるで偏差値に合わせて「行きたい学校」が決まるように、彼らの”やりたいこと”というのは決まっているのだと思う。

 

もちろんそれは悪いことじゃないし、バカにしたいわけじゃない。それは口にしないだけで基本的なあり方は僕も同じだからだ。そんなことどうでもいい、一々気にせずやりたいことやってればいいというのが健康的で標準的な考えだとも思うし支持したい。けれど冒頭の大学生をみて、こういう客観的/反省的な視点は忘れたくないと思うのだ。

いまはインターネットを通じて、いろんな選択肢があるように見える。厳しすぎないマイルドな選択肢が増えたのはとても良いことだと思う。おかげで結果はどうあれ挑戦しやすくなった気がする。でも、そうやって「行動」することはそこまで難しくなくて、逆に行動さえしていれば、自分は何か感度がよくて新しいことをしてて前に進んでいるという気になりやすい。でもその裏に無意識に除外している厳しいクラシックな道があって、そこに向かっている人がいる。そういう人達を尊敬していたいし、脳天気でいたくはないなぁと。

そんなことを取り留めもなく思ったという話。